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母と息子、というのは血のつながりがある分だけ、越えたときの重さが違う。
友人でも上司でもない、家族という枠がそのまま緊張になる。今回はその母・息子ジャンルで選んだ5本だ。
田崎このえ
「父の帰宅直前」というタイムリミットが、このジャンルの緊張をそのまま形にしている。終わらせなければいけない時間が決まっているのに、止まらない。スリルでテンションが上がる、というタイトルの言葉に嘘がない一本だ。
加藤ツバキ
初七日という設定が、普通なら絶対に近づけない領域に踏み込んでいる。遺影の前という状況設定まで含めて、罪悪感の重さがそのまま作品の質量になっている。義理の息子という距離感も含めて、地雷を丁寧に踏みにいっている一本だ。
橘メアリー
タイトルがもう感想そのものになっている。理屈を挟まず「ドストライク」の一言で押し切ってくる潔さが、このジャンルの入り口としてちょうどいい。義母という響きだけで成立させてくる作品だ。
大島優香
「息子の為」という動機がついているのが、この一本の効いているところだ。快楽でなく犠牲として差し出す形にすることで、母という立場からの言い訳が最後まで成立してしまう。値段も他の4本より一段上で、作り込みの厚さが違う。
三浦恵理子
「教えてあげる」という上からの立場が、母という役どころの説得力を強くしている。300円という価格で気軽に踏み込めるのも、このジャンルを試す最初の一本としてちょうどいい。







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